体験記

採卵、リアルな痛みと「もう二度とやりたくない」——それでも2個取れた

採卵の朝は、夫の精液採取から始まります。クリニックに持参して検査に出し、そのあと自分の番を待つ。緊張と覚悟が入り混じった、忘れられない一日でした。

採卵当日の朝——夫の精液採取から始まる

採卵当日の朝、まず夫が自宅で精液を採取します。それをクリニックに持参して、採卵と同日に受精できるよう準備を進めます。

ただ、精液の状態は毎回異なります。先生から事前に「状態が悪い場合は取り直しになることもある」と言われていました。実際、わたしは2回目の採卵のときに取り直しになった経験があります。当日にそれを告げられる夫も、なかなかプレッシャーがあると思います。

💬 MEGUより

「取り直し」と言われたときは、夫も「えっ」という感じで。責めるつもりはもちろんないけど、お互い気まずい空気が流れました。治療って、ふたりで受けるものだと改めて感じた瞬間でした。

番号札をもらって、ベッドへ

クリニックに着くと番号札をもらい、ベッドに案内されます。着替えを済ませて、まず自分で座薬の痛み止めを入れます。「自分で?」と最初は戸惑いましたが、やり方を教えてもらえます。難しければナースさんがやってくれるので、安心してください。

痛み止めが効いてくるまでしばらく待ち、その後手術台へ案内されます。準備が整ったら、先生が来るのを待ちます。

麻酔からすでに痛い

わたしは局所麻酔を選んでいました。その麻酔を打つこと自体が、まず痛い。「麻酔が痛い」という感覚は想定外でした。

さらに、わたしは卵巣の位置が悪いと言われていたため、先生が採卵針を入れるのにかなり苦戦していました。位置を探りながらの処置で、時間がかかりました。

「もう二度とやりたくない」と思った

麻酔をしているのに、全然効いている気がしない。お腹の中をかき回されているような、独特の気持ち悪い痛さ。「痛い」というより「気持ち悪い」が近い感覚でした。

「早く終わってほしい」と思いながら、同時に「どんなに痛くてもいいから、卵を取ってほしい」という気持ちが混在していました。一回で終わると思っていたので、「もう二度とこれはやりたくない」と本気で思いました。

💬 MEGUの正直な感想

卵管造影検査のときは「思ったよりましだった」と感じたけど、採卵は別次元でした。痛さというより、内臓を触られているような気持ち悪さが一番つらかった。先生が「無理だったらやめるからね」と声をかけてくれたのが、唯一の救いでした。

先生の言葉——「無理だったらやめるから」

処置中、先生が「無理だったらやめるからね」と声をかけてくれました。苦戦しているのもわかっていたし、患者の様子を見ながら気遣ってくれているのが伝わりました。その言葉があったから、最後まで頑張れた気がします。

無事2個、取れた

苦労しながらも、無事2個の卵子を採取できました。採卵が終わった瞬間、「終わった……」という安堵感と疲労感が一気に押し寄せてきました。

📝 採卵数について

採卵できる数は個人差が大きく、1個のこともあれば10個以上のこともあります。数よりも「質のいい卵子かどうか」が受精・着床に影響します。2個採れたことは、わたしにとって十分な結果でした。

採卵が終わって——そのまま仕事へ

処置が終わったあと、わたしはそのまま仕事に向かいました。わたしの仕事は介護職。日勤・早番・遅番・夜勤とシフト制で働いていて、採卵の日は遅番のシフトに入っていました

局所麻酔を選んだのは、仕事に行くためでもあったので、ある意味作戦通り。ただ、体はしんどかったです。採卵後の体で介護の仕事をするのは、今思えばかなりの無茶でした。

💬 MEGUより

採卵後に仕事に行ったことを後悔はしていないけど、体はきつかった。これから採卵を控えている方には、できれば当日は休める環境を整えておくことをおすすめします。仕事の都合でどうしても難しいときは、麻酔の種類も含めて先生と相談してみてください。

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